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なんでいままでなかったんだろう
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ポソ宗教戦争をご存じでしょうか。

1998~2001年にムスリムとキリスト教徒との間で起こった紛争で、1000~2000人以上(詳細不明)の犠牲者を出したそうです。

日本でご存じという方は、ほとんどはグロ動画で知ったと言う方がほとんどと思います。それくらい国内には情報がなかったらしいです。

グロテスクな表現に耐性のない人間は絶対に見てはいけないというこの動画、本当に残酷でショッキングな内容なのだそうです。(私は苦手なので見ていません)

グロに耐性のない方、また妊婦の方や心臓に疾患をお持ちの方は絶対に見てはいけません。

容赦のない悪意が人に向けられた時、それはどのような様相を呈するのか。それはこれほどのものかと、絶望してしまうような内容だそうです。特にひどいのは、女性も子供も容赦なく殺されていて、幼い子供達が無残にも頭や首を切りつけられているところだとか。

別に面白がって書いているわけではありません。色々と考えるところがあるのです。

この紛争自体は、どうも宗教が問題の本質ではないようで、宗教は利用されただけのようです。これに関連して、今回は少し宗教について語らせて下さい。  ↓続き

――私は高校ぐらいまでは、非常に宗教には否定的でした。「宗教紛争」などという言葉を聞く度に、「宗教なんて無くなればいいのに」と思っていました。

単純に理解ができなかったのです。神や仏を信じる人間は馬鹿だと思っていました。世の中には宗教を持たない人間の方が少ないのに。

今はそういった人たちを理解できなかった自分こそ馬鹿であったと思っています。

理解できなかったのは理解しようとしなかったからです。「神や仏がいるわけがない」というだけの理由で、仏陀やイエスの教えに少しも触れようとしませんでした。

知識のないまま物事を判断することほど、怖いことはありません。時に自分の馬鹿さ加減を思い切り露見してしまいます。

まあ、かといって決して詳しく知っているわけではないのですが、彼らの教えをかいつまんで知っていくにあたって、彼らの考えたことに対して心より尊敬せざるを得ませんでした。少なくとも、彼らを信じ教えを忠実に守る教徒達に対して、この私が精神性において上回ることは絶対に不可能であると思われました。


憎しみは憎むことでは無くなりません。愛することで無くなります。

人間の欲は限りなく、それを無くすことはできません。


敵を愛せば戦争はなくなります。でも人間に欲がある限り、戦争はなくなりません。


もっと言えば、日本人はみんな自分のことを無宗教だと思っていますが、私は何の信仰心も持っていない日本人はほとんどいないとも思っています。自覚しているかは別です。

例えば屋久杉を傷つけた人がいたとして、「罰当たりな奴だ」とどれくらいの日本人が思うでしょうか。「~をしたらばちがあたる」くらいのこと、誰でも心のどこかでは思っているんじゃないでしょうか。

それに、宮崎駿監督のアニメなんかはとても宗教色が強いものもありますよね。「千と千尋」や「もののけ姫」など。この2つが日本人にとても受けたところを見ても、多くの日本人の中には古くから土着の神道的な価値観が根付いていると、自分は勝手に解釈しています。

それを「宗教」という言葉で処理されることを嫌う方もいると思いますが、その超科学的・超人類的なものを信じる心は、「信仰心」と呼ばれるものと、少しも違いがありません。特に神道はそういったかなり適当で大雑把なものです。異論を唱える前に、まず神道に触れてみてはいかがでしょうか。もしあなたが宗教に偏見を持っているなら、神道はあなたと思うそれと相当かけ離れたものであると思います。


私たちに必要なのは、何も信じないことでも、何かを盲信することでもありません。メディアは私たちに自分から学び、知り、考えることを求めませんし、教えません。しかし若い私たちに必要なのは、先人より学び、知り、自分の頭で考えることです。知らないままでいることのリスクは高いですが、知ることのリスクは低いはずです。

私たちが仏陀やイエスから本当に学ぶべきことは神仏の存在ではありません。人のあり方です。その精神性です。それを誤れば人は道を踏み外すこともあります。彼らから学ぶべきことは、一生経ってもなくならないでしょう。


世代を恨むな 人を恨むな 敵を恨むな とは日本人の言葉です。恨みや憎しみは争いを無限に生み出してしまいます。昔の日本人はそれを知っていました。

誰の言葉かは敢えて言いません。しかしあなたが学ぶ限り、それを知ることはできます。
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